Yonex Carbonexシリーズ、Aeroflight 試乗インプレ

怪我で自転車に乗れないしネタがないので、いつしか試乗したヨネックスのカーボネックスとエアロフライトのインプレを書くことにする。まだ寒い時期に彩湖でやってたヨネックスの試乗会で、行ったら誰もいないという閑散っぷりで、全種類を好きなだけ乗ってきたのでそれなりに確度のある内容であると思う。

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  • Carbonex ベントフォーク

まずは標準のカーボネックス。山の神こと森本選手や田崎選手など強豪がこぞって乗っていて、Webでインプレを見ても悪い評価のないフレームだが果たして。
まずその軽さ。持ったときに、かるっ!って言葉が出るくらいには軽い。しかしなぜか、乗ると軽さを感じない。ちなみにホイールはDura-ace C24だった。漕ぎ出しもそんなに軽いわけではない。普段からリム重量400gのホイールに乗っているから、それに慣れてしまっているのはあるかも。
一番の特徴である「バネ感」は、かなり強く体感できる。上りでパワーをかけると、後ろ三角がビヨンビヨンとたわむのを感じる。BB付近はそれなりの剛性があって、チェーンステーとシートステーがビヨンビヨンする。本当にビヨンビヨンするんだけれど、だからといって速いかといったらそういうわけではなくて、フレームのたわむリズムに合わせて入力してやる必要があるようだ。速く走らせるにはそういうコツが必要になるフレームなんだと思う。かなり癖の強いフレームだと感じた。個人的にはあんまり好きではない。

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  • Carbonex HR ストレートフォーク

ノーマルのカーボネックスがイマイチだったけれど空いているので乗ってみたら、もうまるで別物。全体的にかなり硬い。ノーマルのカーボネックスで感じたビヨンビヨンするバネ感もばね定数がかなり高くなった感じで、ちょっとやそっと踏んだくらいじゃたわまない。その分、入力に対して素直に出力してくれるので、スピードに乗せるにはこっちの方が楽で、速い。何も考えずにとにかく踏めばその分加速してくれる。かと言って乗り心地は犠牲になっていない。断然こっちの方が好み。

  • Aeroflight

まだ発売されたばかりのエアロフライト。注目株。まず感じたことは、旧型Canyon Aeroadにそっくり!かなり似ている。いや本当に似ている。自分のバイク(2013 Canyon Aeroad CF)に乗っているかのよう。ただ少し違うのは、ちょこっと軽くて、横剛性がちょこっと高いこと。でもそれぐらい。これに70万はないわ(笑)。内容としては軽いエアロロードで、昔の設計とは違って横剛性もそれなりに確保されているから、バイクを振りながらトルクをかけて踏んでも捻れにくく進んでくれる。あとヘッド剛性が高いように感じたので、ダンシングしながら上りを走るのも良い感じでいけそうな気はする。ただ何度も言うけど70万はないわ(笑)。

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