ディスクロードに乗り換えて半年、今の所感

未だに賛否両論あるディスクブレーキを搭載したロードバイク。乗り換えてから半年経ったので所感を書いてみる。

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  • スルーアクスルによる剛性アップ

自分がディスクロードに乗り換えた理由の大部分はこれ。一度乗るともう9 mmクイックの車体には戻れない。それほどの違いがある。ディスクブレーキ否定派の某てんちょも言っていたが、全てをなげうってでもディスクブレーキを採用するほどの価値が、12 mm スルーアクスルにはある。走りの上で全てが別次元。ダンシング、コーナー、上り、下り。唯一違わないのは平坦直線を一定で走っている時くらい。


  • 意外とメンテも楽

自転車の組み立てからメンテも全て自分でやっている。ディスクブレーキに変わってからのメンテは不安材料の1つではあったが、実際やってみるととても簡単。特にSramは専用のブリーディングキットがあり、それを使うとフルード交換もエア抜きもあっという間。何も恐れることはなかった。


  • うるさい

ディスクローターとブレーキキャリパーのセンタリングが出ていないと、キーキーと音鳴りがする。これはしっかりとセンタリングすることで解消する。しかし雨の日のブレーキは、プオーンというぞうさんの鳴き声みたいな音がして、これが結構うるさい。ローターやパッドの種類でも違いが出るかと思うが、そこまで試すことはしていない。ローターもパッドもなかなか減らないので。


  • 雨の日でも制動力が落ちない、は嘘

やっぱり多少は落ちる。でもパッドの種類によってだいぶ変わるかと思う。


  • それでもやっぱり止まる

上で雨の日は多少制動力が落ちると言いつつも、やっぱりリムブレーキに比べて圧倒的に止まる。晴れの日でももちろん、カーボンリムのホイールに比べれば圧倒的に止まるので、心に余裕が生まれる。以前リムブレーキに乗っていた頃はカーボンリムだったこともあり制動力には常に不満を持っていたというか、こんなもんだから仕方ないという思いで、しかしいざ下りでスピードが出る場面での集団走行とかになると頭の片隅に不安を抱えたまま乗っていたのが現実で、しかしディスクブレーキになった今では峠の下りでいくらスピードが出ようとも、心に余裕を持って走ることができていることにおいては、影響が大きい。


  • 重量増加は気にならない

気にならない、というより、以前乗っていたCanyon Aeroadのリムブレーキモデルよりも軽い。ディスクブレーキによる重量増加はネガティブポイントとして書かれていることが多いけれど、実は目くそ鼻くそレベルだと思う。ヒルクライム用に5 kg台のマシンを組みたいとかそういう目的以外の人にとっては。

以上。個人的にはディスクブレーキにして良かったな、という思いしかない。