ブレーキなし、問題なし

昔乗っていたピストフレームを引っ張り出してきて、余ったロード用パーツでピストを組んでみた。これなら通勤で電車に乗らなくて済むと思ったので。

2012年頃まで乗っていて、ロードバイクに乗るようになってからピストは乗らなくなっていた。某スポーツウェアブランドの、“ブレーキなし、問題なし“のキャッチコピーもあり、ピストバイクというものが社会に認知されるようになってからノーブレーキピストを狙った取締りが一気に増えた。でもそれまでは街乗りピストの多くはブレーキなしだったし、競輪選手が公道で練習するときもブレーキは付いていないか、片側のみが普通だった。この時に、日本人のスポーツサイクルへの関心の無さを改めて実感した。存在すら知らなかった人が大多数であったのに、一気に認知され、悪者扱いされるようになった。

今だから白状するが、私もそれまではノーブレーキで乗っていた。しかし不都合はなかった。そこらへんの整備されていないママチャリよりよっぽど止まるからだ。たしかに一般的の目から見たら危ないのは分かる。練習をしないと安全に乗れない。スキルと経験が必要。

まあつべこべ言っても仕方がない。とりあえず有り余りのパーツで組んだピストバイクでも、折りたたみ自転車に比べると圧倒的に速いし楽だ。私が行動する範囲の都内であれば電車とさほど移動時間に差はない。今の時期は暑いのが難点。もちろん前後ブレーキはしっかり装着。しかし引くことはあまりないので、リムのブレーキ面も黒いままだ。また1台自転車が増えてしまった。

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